スポット測光のお勧め
主役の人物や花が暗く写ったり明るくとんだりすることがある。
画面のなかに光と影が混在するとき、主役がいい条件に存在するとは限らない。
いつもの撮り方に手を加える必要もでてくる。
一眼レフカメラは露出計を内蔵しているがその測光する方法を変えることができる。
大きく分けて3パターン。
分割測光(評価測光、マルチパターン測光などメーカーで呼び名が違う)
といってファインダーから見える画面をいくつもに分けて測光する
最新式の測光方法となる。
画面の中に明るいところや暗いところがあっても分割された箇所をそれぞれ
測光し見た目に一番近い露出を決定する機能だ。
これは各メーカーが膨大なデータをもとに開発している。
メーカーご自慢の測光方法だ!
次に中央部重点測光、分割測光が現れるまではこれで撮ることが多かった。
真ん中付近を重点に露出を計測する。主役が真ん中にいる時にいい方法になる。
周辺は平均化される。
あと一つがスポット測光というものだ!
とにかく主役になる人や物を一部分のみ重視して測光してくれる。
いくら最新式のカメラでもどれが主役なのかまでは判断できないだろう!
主役だけが影にいたり日向にいたりと条件が悪いときにはこのスポット測光が
お勧めだ。
この写真を見ていただきたい。
主役のつもりの彼岸花が影にあり、背景が晴れているとき撮ったものだが
通常の分割測光のままで撮ったら影と日向の部分が極端で結果的に
彼岸花は暗く写っている。でも見た目に近いのはこの画像だった。

これは彼岸花をスポット測光してとったもの。
背景の日向の部分は光が強すぎてとんでしまったが彼岸花は適正な露出となる。

スポット測光は測光したところ以外は無視しちゃうのだ!
コントラストも強くなる
これを利用して印象的な写真を撮ることができる。雰囲気が変わるのだ。
たとえば明るい空の部分をスポット測光してみると
影にある彼岸花はもう真っ黒なシルエットになる。
こんな風に色々工夫することもできるのだ。

カメラによって設定方法が違うがスポット測光に設定したら
主役にピントを合わせてシャッターを半分押してみよう!
このとき画面の中心部に小さな○、◎、【 】、など印がついているところで
測光する。だからオートフォーカスも真ん中でピントが合うようにしておこう!
スポット測光は真ん中にある赤い○の部分で測光する。

シャッターを半分押したまま、構図を決めて撮る。
シャッターを半分押したらフォーカスロックといっしゃにAEロックもされる。
AEロック(AEL)はシャッターを半分押したとき真ん中にある被写体の
測光をしてそのままの露出で固定してくれる。
ちなみにシャッターを半分押したまま画面の位置をズラしてみると
ファインダー内のインジケーターかシャッタースピードがクルクル変わる。
ハーフシャッターを押したところで露出固定しているので他のところは
こんな露出で写りますよ!ということだ。
カメラの背面にAELと書いてあるボタンというのがあると思う。
これも同じ働きをする。通常の分割測光にしたままでもこのボタンを押せば
一時的にスポット測光になる。測光したい部分でAELボタンも押したまま
シャッターをきるから慣れが必要だ!
(一度AELボタンを押したらもう一度押すまで有効にできる設定もある)
自分は測光方法を切り換えるのが手間取るのでこのボタンを使う。
厳密に言うとこのスポット測光は難しいのだが
気楽に楽しみながら試し撮りをすることで感覚で理解できるようになると思う。